午前1時のレモネード

翌朝の化粧ノリより、夜更かしの楽しさが大事。

ぬるいアイドル好き女子の思う、アイドルの条件。

突然のカミングアウトですが、私はぬるいアイドル好きです。

どのレベルのぬるさかと言えば、CDもグッズも買わなければライブにも行かない。コールや振り付けも覚え(られ)ない。一歩踏み出せば自分は沼にハマっていくタイプだと自覚しているから。けれど新曲やメンバーの顔やSNSはチェックを欠かさず即座に覚える。要は、在宅ネットストーカーみたいなぬっっっるいオタクです。

ちなみにアイドルに興味を持ったのは高校時代からで、守備範囲は某秋葉原系グループや某5色の5人組のようなメジャーどころばかり。しかも2年もすればだいたい箱レベルで推し変。

そのため「ヲタ」を自認する人々には程遠く、かと言ってメジャーで一般的な趣味嗜好を持つ同世代にはヲタ認定されるコウモリっぷり。居場所がなくてつらいんですけど、こういうたいへんライトなドルヲタも、何だかんだでひっそりとあちこちに潜んでいると私は信じてる。

 

とりあえず、そんなぬるいアイドル好きの主張として一言。

なんだかんだで最初は曲が!!!曲が好きなんだよ!!!そしていい曲を可愛く儚くキレイな女の子たちが歌って踊ってたらそりゃその子達を好きになるでしょうが!!!

 

でも彼女たちに会いたくはないんですよ。だってアイドルは「偶像」だから。画面の向こう側にいる遠い人たちだからこそ私は好きでいられるんです。あと真面目な話、実際に会ったら同じ生物として差がありすぎてたぶん死にたくなっちゃう。

そんなぬっっっるいアイドル好き20代女子が思うアイドルの条件を「ビジュアルに限って」語ります。ホスピタリティだとかオーラだとか精神的だったり才能的なことはわかりませんよ。だってアイドルじゃないもん。

 

アイドルの条件は、20代になっても制服を着られるか。

結論から申し上げると、個人的に今現在のアイドルに必要な(ビジュアルの)条件はこれに尽きるのかなと思います。

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この発言で完全に私がAKB48秋葉原系グループから入ったクチだということがモロバレだと思うんですけど、とはいえ二次元でもアイドル×制服風衣装って主流になりつつありますよね。某アイドルが好きなことでも有名になったラブなライブとかね。まあ彼女たちは永遠の高校生だけどね。

 

だけど現実には、アイドルだって18歳定年じゃない。というか私の今好きなアイドルはだいたい20歳を超えました。

つまりは衣装の定番である「制服」を、本来なら着ない年代になったとしても着こなしていられるのがアイドルに必要な資格。逆に言えば、制服にはアイドルのビジュアル的な資質を浮き彫りにする力があるとも言えるかもしれません。

制服がコスプレっぽくなってしまうのなら、20歳を超えればせいぜい「かわいい子」「綺麗な人」止まりの一般人になってしまうのかなと。なお、永遠のアイドル松○聖子さんとかは別格扱いとさせていただきます。

 

ここまでの語り口でお分かりかもしれません。何を隠そう私は制服好きなんです。限られた年代の少女しか着ていられない特別さと儚さが好きなんです。そしてその可愛くオシャレな制服を美少女・美人が着こなす姿が大好きなんです。

だけど私が着るのはもうどう足掻いてもコスプレでしかない。だからその憧憬を託している部分もあるかもしれません。ですので、ここからはもはや単純なフェチ語りになってるだろと思ったらそっとページを閉じてください。

 

制服がアイドルの資質を浮き彫りにするワケ。

ひとくちに制服と言ってもいろいろありますよね。定番のミニプリーツスカートにカーディガンとか、永遠の憧れセーラー服とか。この二大主流以外の変わり種も色々ありますが、基本的に色や丈感や小物でバリエーションは無限大です。

ちなみに私は地方出身のくせにセーラー服の学校が近隣に存在していなかったので、自分は中高ともにセーラーに憧れながら上下真っ黒なブレザーを着ていました。高校時代は辛うじてリボン・ネクタイ・カーディガン・靴・カバン等自由だったのでまだ楽しかったですが。それでもチェック柄のスカートなんて都市伝説でしたね。たぶん私立でも県内にそんな制服の学校はほぼなかったんじゃないだろうか。

 

おかげでかわいい制服への憧れが募り、アイドルの制服風衣装を好むようになり、数年間アイドルの衣装を見続けました。先にも言ったように、制服のバリエーションは無限大です。

アイドルの着る制服風衣装は、明らかに「これは衣装」だと分かる派手で装飾の多いデザインから、「本当にこんな制服の子が何処かにいそうだ」と思えるシンプルなものまで幅広いですよね。それなのに、どちらも「制服風衣装」だと分かる。それはどちらも、最低限制服として認識できるための条件を抑えているからだと思います。

 

私の思う「制服風衣装」の条件はこちら。

・トップスはシャツorセーラー襟デザインである(ジャケットはあったりなかったり)

・襟元にはリボンまたはネクタイを着用する

・ボトムスはプリーツスカートである(ワンピースタイプは例外)

・足元はハイソックス+ローファーである

そしてこのほとんどが私服ではほぼあり得ず、本来の制服着用の上限年齢である18歳を過ぎたら身につけていることが厳しくなるものだと思うのです。そしてだからこそ私が制服に焦がれる理由でもあるんですけどね!!!OLだってプリーツスカート履いてローファー履いておっきいリボン付けたい!!!

 

この叫びから分かってもらえるかと思うんですが、アイドルでもない一般女性(23)が果たして上記の服装を着こなせるかって話です。

少なくとも私には、そしておそらく大多数の19歳以上の女性は、コスプレ感を出さずには無理だと思うのです。女子大生だって文化祭なんかで制服を着るとコスプレ感半端ない子多いからね。

 

だけどアイドルは違う。19歳になっても、20歳を過ぎても、プリーツスカートとハイソックスを違和感なく履いて脚を惜しげもなく晒していられる。胸元に大きなリボンを着けたり、萌え袖カーディガンを着ていてもコスプレにどこかあるあざとさがない。

つまり18歳を過ぎても中高生の若さ特有の露出に耐え得て、制服の条件を満たすために装飾やシルエットに制限がある衣装を着ていても地味にならず、かといってあざとくもならない清潔感がある。むしろ同年代がみんな着ている制服だからこそ、彼女たちの華やかさは失われず際立つ。それがアイドルに必要なビジュアルの資質で、制服がそれを浮き彫りにするんじゃないかと思います。

とはいえこの理論だと18歳以下のアイドルの資質はどうやって測るねんという感じなんですよね。そちらもまた検討してみたいところです。

 

とにかく、私だって永遠に制服が似合うビジュアルでいたかった。いたかったさ。シャツとプリーツスカートとハイソックスとローファー、薄っぺらい革鞄と携帯と財布だけで、すっぴんでも全能感と無敵感を醸し出せる存在でいたかった。

だけど世の中のほとんどの人はいつしかそれができなくなって、それでもそれに憧れるから、いつまでもそれを着ていられる「偶像」であるアイドルに惹かれるんじゃないかと思います。あくまで女性視点ですけどね。

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という、制服フェチ視点からのアイドル論でした。

ちなみに最後の最後でのカミングアウトですが、今好きなグループは46人グループのお姉さんたちの方です。平たく言えば乃木坂46です。乃木坂といえば、私の中でも福神だった彼女の卒業が切ないんですけど、悲しみを紛らわせるためにまとめ動画なんかを見ているとあの美しさにすべてどうでも良くなりますね。

最後にひっそり今後の彼女の幸運を祈って、今日はここまでです。