午前1時のレモネード

翌朝の化粧ノリより、夜更かしの楽しさが大事。

お化粧初心者女子たちへ、とりあえずここらから始めようぜ

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「華の女子高生・女子大生になってしばらく経ったし、そろそろちょっと化粧もしてみたいんだよね」

「だけど果たして何から買って、何から始めればいいんだろ?」

そんなあなたへ、華の女子高生時代、高身長ベリーショート運動部だったために男子高校生みたいだったけど今はなんとかOLに擬態できてる(はずの)わたしが贈ります。

 

※こちらの記事は「化粧にちょっと興味が出てきたので試しで始めてみたい」方向けの「お化粧のススメ」です。「とにかくもうすぐフルメイクできるようになんなきゃいけないのよ!!」とお急ぎな新大学生・社会人・就活生の方にはおそらく若干ハズレ記事かと思いますのでご了承ください。

 

 

ほぼ見てくれ男子高校生だったわたしのはじめの一歩。

まず言いたいことは、初めから化粧道具を何もかも揃えたりなんかしなくていいです。フルで揃えるとしてもドラッグストアコスメ、プチプラで上等(肌の弱い子とかはもちろんこだわってね)。それでも諭吉さんは軽く飛んでいくはず。

そもそも単純に学生なんてお金はないし、「ちょっと化粧してみようかな」段階でいきなりフルメイク用品揃える意欲はなかなかないよね。何がいいかも分からないのにまとめ買いするのもハイリスク。

 

だいたい、経験ゼロから慣れない手で訳も分からず化粧品を塗って引いて描いてフルメイクをしようとすると、肌も目も眉も唇もレベル5(くさむらにいるポケモンくらい)の出来上がりのフルメイクになりがちなんですよ。慣れてない感満載仕上げ。少なくともわたしはそうだった。

それならとわたしが取ったのは、まずは1つのパーツのレベルを30くらいまで上げて、慣れたら次のパーツのレベルを上げていく方式でした。この方が変化も感じ取れて楽しかった。

 

わたしのお化粧遍歴を書くとこんな感じ。

マスカラ・ビューラー購入(高2秋)→アイシャドウ・アイライナー購入(高2冬、ただし大学半ばまで当分使わない)→色付きリップ・チーク購入(高3春)

〜ここから大学生〜

BBクリーム購入(大1春)→パウダーファンデ購入(大1夏)→アイブロウパウダー・アイブロウペンシル購入(大1秋)→下地購入(大2秋)

まずは目元から始めて、唇と頬、肌、眉と進んだ感じです(化粧落としはもちろん最初に買っておいてね!)。化粧する順番としてはだいたい逆っぽいけれど。まぁ肌は若さでカバーできていたのです。

なので「まずここから」の例として、わたしが高校時代までに手を出した部分を語ります。余力があれば続きも書くかも。

 

眉とシャドウと下地は面倒で就活を意識する時まで触れず。アイラインは大学卒業寸前にやっと綺麗に描けるようになりました。要は就活時には辛うじて一通りできるようになったくらい。

ただ化粧水・乳液での肌の手入れだけは高校時代もずっとしてました。正直パーツメイクはどこから手を出してもいいと思うけど、ベースの肌の手入れだけは今何もやってないなら化粧をする前にまず始めるべき。それこそドラッグストアや無印でよくて(肌の弱い子とかはもちろん以下略)、よほど肌が弱くなければ乾燥肌脂性肌敏感肌、とかの指向が合ってればとりあえずいいと思います。

こんなレベルのわたしの話で良ければ、どうぞお付き合いください。 

 

マスカラから始める理由はこれだ。

まずはこちらの画像をご覧ください。

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実写化もされた、かるたを題材にした漫画・アニメ作品「ちはやふる」の主人公千早と、そのチームメイトのかなちゃんです。

 

このふたりの画像をご覧いただいた上で言いたいことは、二次元でもかわいい子は分かりやすくまつ毛が多くて長いんですよ。かなちゃんも勿論目はぱっちりでかわいいんだけど、明らかにヒロイン・千早のまつげの方がゴージャス。ヒロインではないかなちゃんのまつげはね、3本なんですよ。

 マスカラから始めるのはこれが理由です。分かりやすく左に近付ける。「まずはベースの肌にファンデ!」とか「色気と血色、チークとリップ!」とか説はあるけど、女子学生なんてだいたい肌綺麗で血色いいからそのへんは後でいいと思うんだ。

 

ビューラーを買ってきてまつげをカールさせる。まぶたを挟まないけどまつげの根元は挟める、ちょうどいい位置を見つけてね。するとマンガみたいに、目の上にまつげが立ち上がって見えるようになるんですよ。

そこにマスカラを塗ると、まつげがくっきりはっきりと見えるようになって、マンガのキャラクターみたいに目元が一気に華やかになるんです。ちはやふるの後輩キャラでマスカラ命の子がいるんですけど、彼女の気持ちめっちゃ分かる。

あとはビューラーがポーチに入ってると「お、わたしいま化粧道具を持ってるぞ♡」感がありますね。個人的に。わたしはそういう微々たるところから、化粧をはじめとした女子らしいことへの抗体を徐々に育てられていた気がします。

 

 とにかく元のまつげがはっきりしてる人なら、このビューラー+マスカラの工程だけでかなり印象変わると思います。

わたしは比較的元のまつげがしっかりしていたので「化粧ってこんなに顔変わるんだ!」と化粧に興味を持ち出すきっかけになりました。

だけどそうじゃない人なら、まつげを育ててみるのもよいと思います。わたしはこれを地道に塗ってたらノーメイクでも「まつげ長いね??」と言われるようになったのでオススメです。

DHCアイラッシュトニック

DHCアイラッシュトニック

 

 

ビューラーは100均でもドラッグストアでも無印でも、わりとなんでもいいと思います。

マスカラで初心者でも買いやすいかな、と思う個人的オススメはこのへんです。基本的にロングタイプがオススメ。ドラッグストアで購入可能。

マジョリカ マジョルカ ラッシュエキスパンダー ロングロングロング BK999 6g

高校時代〜大学半ばまでわたしのお気に入りでした。女子中高生はマジョマジョ御用達だったイメージ。繊維が多くて、まつげがバッチリぱっちりします。わたしが使っていたころとは何かとマイナーチェンジがあるみたいだけど、パッケージも可愛いので気分も上がります。

 

インテグレート マツイクガールズラッシュ (お色気ロング) BK999 7g

最近はこちらを使ってます。液がしっかりまつげに絡むけど、ダマになりにくくて綺麗に塗れます。そしてお湯で綺麗に落とせる。上記のマジョマジョはわたしの使ってた当時はちょっと落ちにくく、お湯で落ちるバージョンはあまり評判よくなかったのでこちらに乗り換えました。プチプラでパッチリさせたいならマジョマジョ、上品さならこちらかなと。

 

あとプチプラだとデジャビュ(塗るつけまつげ)、モテマスカラ、メイベリンなんかも評判いいのかな。デジャビュは綺麗に塗れるんだけどすぐに液が固まって使いにくくなった印象があります。今はどうなのかな。モテマスカラも上品な仕上がりかつお湯で落ちるのが好きで、最近はよく使ってます。

ちなみに初めはうまく塗れなくて、まぶたにべっとりマスカラがついたり目に入ったりすると思うんですが、しっかりまつげに付けようと思わずにスッスッと当てる程度を心がけるといいと思います。あとはティッシュと綿棒とメイク落としを手元に用意してひたすら練習しような!

 

ちなみに参考までに、最近のわたし(23)の目元メイク用品はこんな感じです。

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・アイシャドウ - ヴィセ リシェ グロッシーリッチアイズ (PK-3)

・マスカラ - インテグレート マツイクガールズラッシュ (お色気ロング) BK999 7g(と使い終わりかけのモテマスカラ)

・ビューラー - マスカラのおまけ(えー)

・アイライナー - Kパレット リアルラステイングアイライナー24hWP BB01 ブラックブラウン(ちょうどいい色かつ落ちにくくて良き!)

全部薬局で買えちゃう。安い女です。

 

女子力は、チークとリップでつくれる。

学生時代、マスカラの次にわたしが買ったのはアイシャドウとアイライナー、そしてチークとリップでした。

個人的にはシャドウとライナーよりチークとリップの方が優先度高いです。レッドにオレンジにピンクと、必然的に暖色系のものが多いから、塗ると顔が明るく華やかになる。いいですか、女子力は暖色系メイク用品で盛れます。

 

わたしは部活で日焼けしてたので、チークはオレンジ系統が多かったです。綺麗なピンクを塗れる子が羨ましかったな。チークは濃いと結構目立つし恥ずかしいので、鏡を見たり身近な人に聞いて塗れてるかな?ってくらいでとどめる練習をするのがオススメ。

最初はキャンメイクのシュガーオレンジから始めて、プチプラを2つくらいさ迷ってからKATEのプレストチーク(PK-2)落ち着きました。オレンジとピンクの中間くらいで、発色もいいのでオススメ。小さくて持ち運びやすい代わりに、ブラシがないのだけが難点です。

 

リップは実はこれ!というのはないです。ちふれとかお安めのものから、貰い物の高級品までいくつか持ってはいるんだけど、すぐに何かを飲み食いしてしまうのでリップもすぐに一緒に食べちゃう。なのでずっと抵抗がある。

それでも日焼けでめちゃくちゃ唇の色が悪いので、何かは塗るように改善中。またもKATEになるけど、KATEのCCリップクリームはきれいに色もつくしリップクリームみたいに潤うので気に入ってます。見た目も塗り心地も「口紅!」感がなくてリップクリーム感覚でよい。

 

就活中はポールアンドジョーのリップを使ってました。学生にはちょっとお高めだけど色もパッケージも綺麗でかわいい。リップは年齢と共に色も物もすごく大事になっていくと思うので、もっと模索していきたいです。

とりあえずリップに大事なのはチークの色との繋がり、自分の顔と肌色に合うか、落ちにくさと潤いの両立、発色の綺麗さだと思います。さすがに社会人でドラッグストアコスメ上等な感じだと、仕事で使える色に限定すると落ちにくさと潤い、あと発色で限界があるのかなーと思うのでそろそろデパートに頑張って赴くべきかもしれないと思っているよ。

 

アイメイクは不器用さんにはハードルが高いのか問題。

高校時代に手をつけたものとして一応書いたアイシャドウとアイライナーは、マスカラという目元のメイクから始めたので正直言って流れで購入しました。あとアイシャドウってカラフルだから「化粧品だぞ♡」「カラフルで気分もアガる♡」感がすごいんだよね。

それでうきうきと買ってしまったんだけど、何も考えずに好きな色である寒色系なんぞ買ってしまったので全然使えなかった。あとラメがすごくて抵抗があって、それでも新しいものを買うのは勿体なくて。

 

結局ちょうどいいなーと思えるものを買い直して使うようになったのは就活の時期でした。ただアイシャドウは無難にゴールド・ブラウン系が3〜4色入っててラメが細かいものを買えば初心者でも全然問題なく手を出せると思います。結局は目元の印影をはっきりさせるためのものだから、まずは肌の色に近いものを買うべきだったよ!!!(過去の自分への戒め)

 

アイライナーは、ペンシル・リキッド(時々中間のジェルタイプ)のどのタイプが自分に合ってるのかを見極めるのが難しいのかなと今になって思います。器用さより適性の見極めが大事。

わたしは最初、どっちかわかんないから中間のジェルタイプを買ったのだけど、描いてるのかわからないくらい薄くて細いライン太くて目の周り真っ黒になるラインしか引けなかった。

 

アイラインは1歩間違えると目の周り真っ黒のギャルメイクになるので難しいなーと元々抵抗があって、全然練習もせず、結局うまく描けるようになったのは大学卒業くらいでした。

結果的にわたしに合ってたのはリキッドでしたね。力加減さえ間違えなければ、上品で綺麗な線が引けるし縦にちょいちょいと引けばまつげとの隙間もうまく埋められます。これもマスカラ同様、綿棒とティッシュ携え要練習。

 

 

以上、とりあえず分かりやすく「なんか化粧で顔って変わるんだな??」と感じるところから始めてみようぜ、のススメでした。

化粧って「しても大して変わらなくて面倒なだけ」って思うと絶対やらないけど、「確かに変わる」って分かると興味も持てたなというのがわたしの経験で。

いきなり道具揃えてフルスロットルで始めなくていいから、まず「化粧の力」ってやつを体験してみるのもアリなんじゃない?と思います。

 

学生時代からめんどくさがりで女子力低くてジャージ登校余裕で、今もオシャレに掛けるお金も時間もなさすぎる新社会人より、それでもなんとか最低限頑張ってみようぜ!わしも頑張るから!の巻でした。

暇な祝日を過ごす干物が、思い立って頑張って約4900文字書いてみました〜。ではまた。

 

※2017/3/12

検索からかなりこの記事に来ていただいてるようなので、ちょっとだけ編集・追記しました。