午前1時のレモネード

翌朝の化粧ノリより、夜更かしの楽しさが大事。

24歳、100万円貯められたらしたいこと。

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今年24歳、社会人2年目。

お年玉貯金も含めた学生時代までの貯金30万円に、去年1年間で月給の2割くらいを貯め続けた分を足して、今の貯金が80万円ちょっと。
このペースなら、ボーナスも込みでおそらく夏までには貯まる。

 

そんな地道な貯蓄の残高が、7桁の自分としてはちょっとした大台に乗ったら。

転職活動してみようかな、とふと思った。

 

できれば在職中に活動したいとは思う。
だけどそれだけ貯めておけば、もし先に退職することになってもしばらく一人暮らしをしていけるだろう。
退職するならまず、最低でも1ヶ月の給料の1.5倍は貯めろと聞くし。その点私にとっての100万円は、悲しいながら月給の半年分近くになるのでたぶん余裕だ。

 


時期でなく貯蓄額で決めた理由

よくある「とりあえず○ヶ月」とか「最低○年」とかの区切りも考えた。

「半年経った秋になっても、成果が出なかったり動きがなかったら始めてみよう」とかも。
けれどそうやって耐えている間に第二新卒期間を逃して、他の仕事に就けなくなってしまったら元も子もない。

最悪の場合、何も成果を出せなかった負の職歴が長くなるだけかもしれない。

 

私は今の仕事である、営業職を一生続けて行くつもりはない。

営業職そのものを否定するつもりはない。ほとんどの会社は、営業部員たちが居てくれないと成り立たないだろう。

そんな最前線ポジションだから、こなせれば格好いいことはよくよく分かっている。

でもそれ以前に、自分は縁の下の力持ちとか誰かのサポート的ポジションが好きで、私が私がと前に出るのは苦痛なタイプだ。

そもそも最前線を自分の居場所だと思ったことがないから、後援部隊に帰りたいのだ。

 


これもジョブローテーションの一環ならまだ、いつか来るかもしれない異動を夢見て頑張れたかもしれない。

何を隠そう、元々は私も「総合職」を信じて入社した。
だけど売上の減少と人手不足で、会社には実質的に総務系役員と営業部隊しかいなくなってしまった今。

この会社にいる限りは、ほぼ確実に営業職以外のキャリアは永遠に積めない。

そうして一生続けるつもりのない仕事のキャリアだけを永遠に積んで、私はどこかに行けるようになるんだろうか。

 

しかも偉い方々は「ほぼ新人なのに厳しいとは思うけど、社の状況的に君にも可及的速やかに数字を挙げてもらわないと困るんだよね」なんて仰るのだ。
むりです。こんなこと言ったら社会人失格だろうけど無理。ただの新人でさえ難しいのに、この仕事が吐くほど嫌で向いてないと思う私にそんなの無理です。
だからやっぱり、可及的速やかに逃げ出せる準備は始めようと思った。

 

 

幸い、調べてみたら第二新卒向け転職エージェントの拠点が近くにあるらしい。
地方に住んでいた学生時代は、長期インターンシップやセミナーなんかになかなか行けないことを居住地のせいにしていた。

でも今は、立地だけなら当時よりかなり恵まれたところにいる。チャンスはあって、動くのは不可能じゃない。

平日の仕事中に面談とか面接とか行けるのか?そんなの私にごまかせるのか?という思いはあるけれど、そのあたりは実際に動く段になってから考えてみればいいか、と思う。
動く前に考えすぎて、身動きが取れなくなるのは私の悪い癖だ。

 


活動の方針について

ちなみに別にエージェントを利用しなくても、転職サイト経由ならすぐ始められるのでは?という考えは却下した。

実際に活動するなら、転職エージェントは絶対に利用する。
まず、学生時代の就活でさえいっぱいいっぱいだった奴が働きながら一人で就職活動ができるとは全くもって思えない。これはもはや自信がある。

 

それに転職サイトに公開されている求人は、やっぱりなかなかピンと来ないものが多い。というかどのサイトを見ても載ってるやつばかりで闇を感じる。

だからここはエージェントさん達の持っているであろう非公開求人に期待してみたい、という気持ちもある。
ちなみに参考までに言うと、弊社は自社サイトとハローワークでの募集しかしていない程度に採用にお金を掛けていない。

そんな反面教師ぶりもあって、エージェントを使う程度に採用に意欲のあるところならハズレも少ないのかなと期待している。

 

加えて、現役就活時に自分のやりたいこと・入りたい業界だけを優先して活動したことへの反省がある。

何なら「適性は後から付いてくるでしょ(?)」くらいの考えの元に活動し、二次面接あたりで落ちまくった。

そして今「それ要はこの業界に向いてなかったんだよ、なんで気付かなかったかなあ?!」という反省に苛まれている。

なので今度こそは、適性をきちんと分析して踏まえて考えたい。

 

元から勉強やスポーツのように「やればやるほど結果が付いてくる」ものは得意だった。

なので資格やスキルの必要な職業のほうが向いているのだと思う(と言いつつ今はスキルや資格なんて免許と教免くらいしかないから説得力はない)。
一方、「量は最低限必要だけど、最終的にはある程度運要素も含まれてくる」点で、営業は自分に合わなかったと思う。論理で過程を説明できないものは苦手なのだ。


といった自己分析を踏まえて、何に向いているのか、どういったところなら紹介してもらえそうなのか、だけでも面談などで知りたい。
ただ問題として、ここまでごちゃごちゃ考えておいて「紹介できる案件はございません」だったら泣くしかない。

泣くしかないけど行ってみるまではその可能性だって否定できない。今のわたしには、一応正社員としての年単位の職歴と、第二新卒なら辛うじて役立つかもしれない悪くはない学歴くらいしかない。

だから気持ちを寝かせすぎて、変に期待を膨らませても仕方ない。

 

ちなみに、実は現役での就活時代も新卒エージェントを利用したことがある。

その時はヒアリングもそこそこに全く志望してない業種・業界ばかりを紹介された。

そして結局、紹介された求人に一切応募しないまま他で就職を決めたという実績となっている。
万一今回もそんな風なら、別のエージェントに切り替えて長期戦の構えも必要だし、やっぱり早めのところにスタートラインを設定しておくのがちょうどいいのかなと思う。


その間に最低限、証明写真と履歴書だけは準備しておこう。
それすら後回しにしかねないけど、「いつかなんとかなるかもしれない」と漠然と期待して無駄に時間を経過させるのはもう止めたい。

資格とかスキルは正直今自分から言えるようなものはない。ないけど、物は言いようでこんなんでもアピールすればいいよ!とヒントを貰えることを期待している。甘えすぎかな。

 

 

活動開始の合図まで、約3ヶ月。

もしその間に前向きになれる何かが起きたら、気が変わるかもしれない。でも、きっとそんなことは起きないから。
罪悪感を持ちすぎずに。適度に気軽な気持ちで。だけど覚悟を決めて。今の仕事もおざなりにしすぎない程度に。かと言って病まない程度に。
自分の気持ちと、歩きたい将来をもう少し考えよう。それを考える余裕すらなくなったら、たぶんもう逃げてもいいのだ。


世間体とかお金とか将来とか、気になることは掃いて捨てるほどあるけれど。
今のままでも大したものは持ってないから、本当はもっと思い切ってもいい。

会社の上司や先輩たちは私を気にかけてくれる。私も思い切って細かいことも質問しまくって甘えるようにした。

ちょっと呆れられつつあるような気がしているけど、上層部を除けば会社の人間関係は悪いわけではない。

だけど、それではもうカバーしきれないほど、仕事そのものへの違和感が拭えない。あとしがみつくほど高給でもないというか同業ではメチャクチャ安い部類だし。

 

 

転職に要する期間は3ヶ月〜半年だと聞く(実際に動くまでに、自己分析だの下準備だので1〜2ヶ月はかかるらしいけれど)。

そして「仮にうまく3ヶ月で次が見つかったとしたら、あと半年で会社に見切りを付けるの?」と自分の中の変化を怖がる自分が言う。

確かに変化は怖い。もしかしたら悪くなる可能性もある。だけどこんな停滞を良しとするようになってしまうのも、本当はすごくすごく嫌だったはずなんだ。
停滞したまま動けなくなりそうなら、動かすしかない。

 

 

めちゃくちゃ気になることはある。ぐるぐるすることはある。

先輩上司にどう思われるかなとか、逃げることになることへの抵抗とか。

だけど、そんなことのために自分が消耗してるのも違うよなって、家に帰ると我に返る。

居なくなったら居なくなったでたぶん気にしないよね。話題にも出にくくなるもんね。こんな人もいたんだって、きっといつか話のタネになるくらいだ。

転職していった人はここに居ないんだから、逃げようとする時点で疎外感を覚えるのはある意味当たり前だ。

 

 

そうやって自分を励ましたり、現状維持をしたくなったりの繰り返しだから、とりあえずスタートラインを勝手に引く。

目標額が貯まったら。今はまだ単なる妄想の転職にも、もうちょっと具体性のある目標を持って動き出そうと思う。