10月1日に内定のなかった16卒から、今も就活中の就活生に伝えたいこと。
夏を過ぎてから見かける人数がぐっと減ったリクルートスーツの学生を、ここ1週間でまた一気に見かけるようになった。それも群れで。
どうしてだろうと思ったけれど、浪人して17卒となっている知人から「内定式」の話題を聞いて思い出した。もうそんな季節だったんだな。
16卒が振り返る就職活動
結論から言えば、10月1日時点での私は内定を持っていなかった。
地方の文系とはいえ、一応は国立大の学生だった。それに加えて売り手市場と言われた年。
それでもそんなことは関係なく、就職活動スタートから内定までには半年以上。3年夏のインターンシップ参加を就職活動開始とすれば、1年以上かかった。
正直めちゃくちゃしんどかった。早くに動き出したからこそ余計に。
元々いわゆる人気、華形と言われるような業界に憧れていた。地方だから交通費も人よりかかるし情報も少ない。だから地方のどこか諦め混じりでのんびりした大学で、人より早く動き出した。
今ならわかる敗因と反省
続きを読む井の中の蛙は大海の夢を見るか
少なくとも。私が蛙だったら、世間なんて大海は知らなくてよかった。知らない方がよかったかもしれないと、今思っている。
井の中という生まれ育った場所で満足していればよかった。こぢんまりしながらそれなりに満ち足りた、自分にとって優しい世界で生きていたかった。
10年前までの私は、間違いなく井の中の蛙だったと思う。
ベタな話だけど小さな田舎町では優秀で、自分は勉強も運動もなんでもできる優等生だと思っていた。
いわゆる「世間」という大海の存在くらいは、もちろん理解していた。
だけど、井戸の中の田舎町と大海という世間だって繋がっている以上は似たようなもので、自分はいつか大海だって井戸の中とおんなじように渡っていけると信じていた。
中学生。当たり前にそんなことはないと知る。
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