午前1時のレモネード

翌朝の化粧ノリより、夜更かしの楽しさが大事。

2019-01-01から1年間の記事一覧

NPCの台詞みたいに「結婚しないの?」「子ども欲しいと思わないの?」って言ってくれちゃってさ

就業規則だの法律だのは俺たちに優しくないからって疑うくせに、自分の未来には結婚と子育てがあると信じて疑わないの、なんで?って私も聞いていいかなぁ。 数ヶ月ぶりに会う、結婚式終わりの男友達たちは、私たちの共通の同期である新郎に当てられたように…

人生における重大な決断をだいたいしないという決断について。

大きな決断が必要なライフイベントって、人生にはいくつか存在する。 若いところからだと受験・進学、その先は就職、人によっては転職も発生する。そのあたりになると結婚というイベントも発生しだす。各イベント発生に伴って引越しイベントも起きることがあ…

まっすぐ進もうとするほど、捻くれてると言われる僕らは

わざわざ主張することでもないけど、嘘を吐くのも面倒だから。結婚を考えるようないいひとはいないの、と聞かれると、私は結婚したくないんです、と言う。 要らぬ波を立てていることは分かるけど、妙齢の女性なら当たり前に守備範囲だという顔で息をするよう…

独りでいたくて、一人ではいたくなくて、痛々しくて

「一人でいるのは平気だけど、孤独なのは苦手だ」と言うひとがいる。 休日に一人でカフェに行ったり買い物に出たりできるけど、その時の話を誰かと共有したい。一人でいるとしても、その時のことをどこかのSNSにアップして繋がっていたい。そんな感じらしい…

唯一とかいらないからちゃんとしたその他大勢にして。

ズルズルと続いた遠距離恋愛を終わったことにしたその日、意外にも私を包んだのは解放感だった。 転職が決まった時、嬉しいと思うより先に退職を言い出すことに落ち込んだのをふと思い出して、人の予測なんてアテにならないなと笑えた。 私が逃げたかったの…

生地と生家を愛するように、家族を愛せればよかった

実家を出てもうすぐ7年、懺悔のように願っていることがある。 家族のことを、家族だという事実だけで愛せればよかった。愛せる人になりたかった。 高校を卒業して大学に進学する18の春まで、生まれ育った街は好きだ。そこで通った学校も、出会った友人や先輩…

花屋に並びたくない花だって咲いてもいいでしょう。

昔から男所帯の集団に属してきたから、普段から気の知れた男性たちには混じっても平気な風でいる。女子力なんて溝に投げ捨てて、男に張り合って好きなアイドルだのアニメキャラだのを叫んでみたり、質の悪い同性には「同性から見たってあれはナシだと思って…

夢女子の才能がないので恋愛は向いてませんって話

つまるところ、たぶん私だって、橋本環奈ちゃんとかガッキー似の美女とかに生まれたら、恋愛ストーリーの主役を張る自分を許せたんや。 でも実際は、この世界を生きている自分というアバターが大して好きじゃない。 でくの坊な喪女でしかない自己を投影した…

元気ですか、私は最近生きるのがちょびっと楽しいよ。

「大人になってから1年が早くなったね」なんて、学生の頃は絶対言うもんかと思っていたテンプレートでつまんない台詞が、口に馴染んでしまってからもう何年経っただろう。 社会に出ることがイコール大人だと思っていたあの頃、大人になって仕舞えば、働き出…