午前1時のレモネード

翌朝の化粧ノリより、夜更かしの楽しさが大事。

オタク文化への浸かり方レベルと、海の楽しみ方についての一考察

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まずオタクと海という切り口から、深海魚とか貝とか、海の生き物で例えろよと思った方には申し訳ない。

水族館に行くのは大好きなものの、海の生き物の生態に詳しいというほどではないので止めました。と予め表明しておく。

 

秋の夜長に、「オタク沼とはよく言うけれど、私にとってオタク世界の界隈は沼なんてかわいいサイズのものより広大な海の方がしっくり来るな」とぼんやり考えていた。決して最近ハマったジャンルのことを考えながら、崖から海へ飛び込みをキメる自分が脳裏に過ぎったわけではない。

そう、オタク世界の広さを例えるなら海だ。海は広いな大きいな、だ。

そうして、何だか中途半端な自分の立ち位置を、オタク文化という大海の楽しみ方に置き換えて考えてみた。するとなんだかオタクのレベル分けがスッキリまとまった気がしたのでメモしておくことにした。別にオタクの生態を布教したいとか決して思ってない。

 

ちなみに、色んなオタクがいるとは思うけど、ここでは分かりやすく一般にイメージされやすい「漫画またはアニメ」オタクを想定している。まあぶっちゃけ私がそうだからなんですけどね?

あと、これも予め表明しておきますが、万一比喩がそう感じられてしまったとしても、みんな海の仲間なのでどのレベルの方のことも決して貶めるような意図はないです。ないですけど引っかかったら教えてください。

 

レベル:ライト層

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「ふつう」の分類学〜学歴不問、あなたも分類学者〜

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最近、SNSリアルアカウントで、書くだけ書いてそっと下書きに入れた呟きを供養。

なんかねー 自分たまたま女の身体で生まれてくることができたから苦しまなかっただけのオネエさんなんじゃないかって思う、最近。性的指向は置いといて。メンタルの不安定さは女性っぽいけどそれはホルモンバランスとかの身体的影響として、思考回路は男性の方が近しい気がする

 

例えば、私は昔から「人の気持ちを考えろ」と言われるのが嫌いだった。分からないからじゃない。現代文で作者の気持ちを読み取るのは得意だ。親しい人の気持ちなら考えて推定するのは大得意だ。

考えて分かった上で、分かるなら共感し忖度すべきで『普通』はそうするという風潮が嫌いだった。思考が読めたからと「かわいそう」だの「泣いた」だの、感情論を押し付けるだけで理屈の通らない、賛同できない思想に合わせる必要など感じなかった。(そもそも人に共感と忖度を求めるくせに、自分は同じことをしない時点で「共感」できるわけないよねしてないじゃんと)

そういうところが女らしくないと、女のくせに理屈っぽくて可愛くないと何度言われたか知らない。

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「女子」を断捨離しています

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すこし前に25歳になった。

四捨五入したら「アラサー」と呼ばれる歳で、転職して職歴が一度リセットされた私は忘れていたけど社会人歴も3年目になり、結婚する友人も増えてきた。

 

私はというと、その25歳の誕生日に彼氏と別れた。ことにした。

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理解より共感より、私たちに名前をください。

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帯に短し襷に長し、じゃないけれど。

マイノリティを名乗れるほど多数派ではないし、マジョリティぶるにはよくある話すぎる。こと恋愛とか結婚だとかの話において、だ。

 

私は性的マイノリティではないけれど、たぶん性役割においてはマイノリティだ。というか、何にも分類されたくない。

子どもだと言ってしまえばそれまでだけど、誰かの妻になれる気がしない。というかむしろ積極的に、なりたくないとさえ思う。親になんてなれるとも思わない。こんな自分に育てられるくらいなら初めから生命として宿らない方が幸せだとすら思う。

そんな人間が結婚適齢期の男性と付き合うのも申し訳ないので、恋愛からも距離を置きたくなっている。

でもだからと言って、男性に混ざってバリバリ働きたいわけでもない。男性のようになりたいとも、なれるとも思っていない。どう足掻いたってまだ男女の社会進出に差がある現状で、同じようになれるとまで夢見られるほど幸せな思考回路にはできていない。

 

女性であることに抵抗を覚えたことは、ない。

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私だって、結婚したい、って思いたい。

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思えない自分を受け入れきれない。普通に普通を装えない自分に吐き気がする。

「結婚なんてしたくない」なんて、『少数派な自分はちょっと周りとは違うんだ』みたいな思春期の中高生が一過性のものとして吐いてそうなセリフだ。惚れた腫れただの彼氏彼女がどうだの、はあ、さほど興味ないっす、みたいなキャラの。

それなのにアラサーと呼ばれる歳になっても、心の底から同じ言葉を口にできるし、より正確に言えばするしかない自分が嫌でしんどい。

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「思い出になんてすると、星になって輝くから」

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君の願いが どうか 粉々に砕けますように

きれいな思い出になんてすると 空にのぼって いつまでも星みたいに輝くから

ハチミツとクローバー / 野宮匠

 

私の好きな漫画の、大好きで大嫌いな台詞だ。

初めて読んだ中学生だった頃には、思い出が輝いちゃダメな意味が分からなかった。

願いが砕ければいいなんて言い回しが「ひどい」としか思えなかった。

 

だけど、あれから10年経った最近。やっとこの発言の意味が分かってきた。

私にも「これからも、いつまでも自分の中で輝いてしまうんだろうな」という思い出ができてしまった。すごく大切で、眩しくて愛しくて、思い返すと胸がきゅんとしてどうしようもない思い出だ。

私にとってそれは、中学生から大学時代まで続けた部活の記憶だ。

 

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そういえば私、もう女子高生じゃないんだった

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久しぶりに、自分が高校生をしている夢を見た。

現役高校生だった頃から、大学時代もそして今になっても、制服を着た自分がどこかの教室にいるのは定期的に見る夢ではある。

私にとって目覚めた後にも「ああ訳も分からないけどなんだか楽しかったなぁ」と思える夢は、今も大体がこの自分が高校生をしている夢だ。

気分的に楽しいのは確かだけど、あまりに他の夢では気分が弾まないので「私ってまだ制服の幻想に囚われてんのかなぁ」とちょっと悲しくもなる夢でもある。

 

おかしいのは、リアルとフィクションが中途半端にミックスされた映像と体験ができることだ。

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